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鳥取県 大山連山 
矢筈ヶ山・野田ヶ山(1344m)~振子山(1452m)~
象ヶ鼻(1550m)~三鈷峰(1516m)~宝珠山(1183m)

 親指ピークを見下ろして象ケ鼻、ユートピアまでの尾根筋、剣ヶ峰・弥山は白雲の中
  

【日  付】 2019年10月06日~07日(月曜日)

【メンバー】 L:(久曽神) 礒田 2名

【コースタイム】 休憩を含む
10月06日 川床登山口 09:54 →中国自然歩道→ 12:11大休峠避難小屋13:43→14:29矢筈ヶ山(ヤハズガセン)→15:40大休峠避難小屋

10月07日 大休峠避難小屋05:52→ 6:52野田ケ山(ノダガセン)→親指ピーク→8:13振子山(フリコセン) → 08:50象ヶ鼻 → ユートピア避難小屋休憩 → 9:18分岐→ 9:31三鈷峰9:43→ 9:56分岐10:03→ 上宝珠越・砂滑分岐→ 11:12中宝珠越11:34→ 11:58下宝珠越え宝珠山分岐12:02→ 12:10宝珠山12:12→ 12:22下宝珠越え宝珠山分岐12:25→ 12:42林道 → 12:58行者登山口→ 大神山神社奥社 → 13:29大山火の神岳温泉15:02→ 15:08大山寺バス停

  【コメント】
大山連山とは
 100名山で中国地方最高峰の大山は伯耆富士と言われ独立鋒として知られている。連山とは理解しがたかった。大山は80~50万年前に噴火してできた古期大山のカルデラに5~1万年前にできた溶岩ドームである新期大山からできている。弥山・剣ヶ峰・三鈷峰・豪円山と南の烏ヶ山、北の孝霊山などのいわゆる大山は溶岩ドームの新期大山で、東大山と言われる船上山・勝田ヶ山・甲ヶ山・矢筈ヶ山は古期大山の溶岩の山々である。古期大山と新期大山を繋げると大山連山になる。

ネット情報によると東大山連山の魅力は
 1屏風状の断崖と頂上大地が特徴的で南北朝時代の後醍醐天皇・名和長年の逸話が残る「船上山」(615m)。
 2樹齢200年のブナ林が北に広がる「勝田ケ山」(1249m)
 3ゴジラの背中と言われる露岩尾根と岩の南斜面が魅力の「甲ケ山」(1338m)
 4一等三角点がある狭い山頂から大展望がある「矢筈ケ山」(標高1358m)
であるという。

ところでメインの大山域は風化が進む。大山は自然保護のため弥山から剣ヶ峰を経てユートピアに至るルートは通行禁止である(このルートを60年前、高校1年の夏に学校行事で周回したような薄い記憶が残っている)。したがって大山連山の尾根筋を一筆で歩くのは不可能となった。弥山と三鈷峰が別々のアタック対象になってしまった

 久曽神CLの当初計画は東大山の連山と三鈷峰・宝珠山を、途中の大休峠避難小屋を使わせてもらって繋ぐ縦走であった。
天候
 日本海に向かって聳える大山は北から吹き寄せる風の影響を強く受ける。暖かい対馬海流から水蒸気が上昇して雲になり北から吹き寄せる風が湿った雲を大山に運んで雨や雪を降らす。したがって海岸の町たとえば琴浦町や大山町の天気が幾分良くても大山の天気は悪い可能性がある。
 天気予報は、大山町が「06日曇り後晴れ、07日曇り後雨(気象協会)、大山は2日とも雨時々曇り(ウエザーニュース)」であった。実際の06日は米子駅で曇り、赤碕駅で雨、大山口駅で青空、川床~大休峠避難小屋までは雨、07日の縦走中は晴れ後曇り、大山寺でポツポツ雨となった。日本海側の初秋は関東の住民にとって予報判断は難しい。
 荷の重さ
 ところで避難小屋1泊となると寝具・調理道具食器・朝夕の食料・燃料を通常の装備に加えなければならない。1日あたり7時間近く歩くとなれば飲料水も2Lは必要だ。歩き始めは15㎏近くの荷になる。後4カ月で後期高齢者になる礒田にはつらい重さだ。とはいえ、リーダーは3年も前に後期高齢者となっているが、重荷を背負っての登り・下り・薮・岩場・雪をものともしない。うらやましい限りである。
 アクセス
 東京~米子間は飛行機で往復するものだと思っていた。しかしリーダーがセットした夜行高速バス利用が大山連山、大山(弥山)登山に経済的かつ時間的に便利であることが分かり目を洗われた思いをした。ネットで調べればわかることだが利用したWillerでバスタ新宿発05日19:40~06日06:35米子着(\9700)、オリオンバスで米子発07日21:50~08日8:48東京駅八重洲口鍛冶橋着(\5800)であった。他にも京浜急行も浜松町発のバスを運行しているそうだ。

 つぎは米子からのアプローチである。東大山の船上山登山口には米子駅から赤碕駅に、川床登山口には米子駅から大山口駅に、ともに山陰本線を利用できる。平日と休日では米子駅発車時刻が異なるが06日は日曜日であったので米子駅7:02発のワンマン列車に乗った。この列車では大山口駅(7:19着\240)、赤碕駅(7:42着\590)に着く。両駅ともパスモ等カードは使えないので米子駅で切符を購入した。ただし今回は赤碕駅についたところ雨模様で船上山登山口に向かうのを諦めて(東大山縦走を断念)赤碕駅(\330)8:27から晴れの大山口駅(8:55着)に引き返してタクシーで川床(登山口)に向かい、中国自然歩道を大休峠避難小屋へ登ることになった。

 なお大山寺から川床までの徒歩で約1時間を厭わなければ大山口駅~大山寺(1日4便)の日交バスの発07:35~着08:05と発10:00~着10:35の2便も利用できる。また大山寺には米子から日交バス(1日6便)で直接行くこともできる。米子~大山寺行きバスは発07:20~着8:12がある。
 復路の大山寺~米子行きバス(\730)は大山寺発15:20~着16:12米子を利用した。もう1便後の大山寺発18:10~着19:04米子もある。乗換が苦にならないのであれば大山寺~大山口行き発15:55~着16:20、発17:30~着18:00のバス(\490)もある。後は米子行山陰本線の列車(\240)に乗ればよい。

タクシー
1. 赤碕駅~船上山登山口(少年自然の国か東坂登山口で下車)
 赤碕駅前には客待ちのタクシーの姿はなかった。予約あるいは電話での呼び出しが必要だと思われる。ネットのTaxiSiteでは「日本交通株式会社 琴浦営業所-配車室TEL:0858227111(鳥取県東伯郡琴浦町徳万282-5 営業時間:月~木及び日祝は6時30分~24時30分、金土及び祝前日は6時30分~25時30分タクシー車両数:9台)」が、リーダーの事前調査では同一電話番号の中央タクシーがあるはずだった。

2. 大山口駅~川床(登山口)
 大山口駅前も客待ちのタクシーの姿はない。住民の方にタクシー営業所を訪ねて車も人も影がない事務所を見つけた。古ぼけた看板に「有限会社日興タクシー 大山口営業所 TEL:0859-53-3310 (鳥取県西伯郡大山町大山口駅)」とありリーダーに呼び出しの電話をかけて頂いた。しばらくしてユニバーサルデザイン(UD)の黄色の車が到着した。所有4台、6日は休日につき運転手の手配不足の上、2台稼働とのことであった。大山口駅~川床まで\4600かかった。

 ハザード
 船上山からのロングコースを歩いて到着する甲ケ山には、ゴジラの背と呼ばれる岩稜登りと矢筈ケ山に向かう南斜面の岩壁巻きがあると言う。雨で滑りやすく、霧で視界がない6日に重荷を背負って通るのは危険であるとリーダーは判断した。

 一方、中国自然歩道の一部である川床から大休峠までは男女子供を交えた香港からのトレラングループが雨の中をお喋りしながら登るほど安全なルートだ。ただし雨水が流れ下る徒歩道には濡れて滑りやすい苔むす石畳が随所にある。また水溜りやその上に積もった落葉も注意が必要だった。足元に注意を払い過ぎると道の上を横切る木に頭を打ち付けることになる。礒田も額右にタンコブを1つ作った。

 大休峠~ユートピア間は野田ケ山を越すと細尾根になる。左右は断崖であるが薮・小木がそれを隠すので高所恐怖症の方でもスムースに足を運べるだろう。アップダウンの要所には古いザイルロープやトラロープがある。あるものは何でも利用するのがよい。細尾根の途中には親指ピークと呼ばれる小岩峰などが立つ。岩々の左右どちらかにロープがあったのでそれを見つけて無駄な冒険をせずに昇降・ルートファインディングができた。

アコモデーション
 大休峠避難小屋は広く清潔でハンガー、毛布などもあった。管理されている方々に感謝したい。川床から2時間余というところにあるので休憩される方が大活用されているのだろう。我々が滞在している間には香港トレラングループ25名と茸採りの方が3名ほどが短時間利用された。宿泊の方は我々の他になかった。水場はネット情報の通り一向平(キャンプ場)に向かう道の近場左にある。落ち葉を潜るチョロチョロ流れ(塩ビパイプあり)だがすぐにプラティパス2.5Lは満杯になった。ネットで喧しいトイレ臭は古典的和風トイレのドアを閉め、居住区のドアを閉ざせば気にならなかった。臭気感受性には個人差があるようだ。

【記録】
私用で忙しく記録を纏める時間がない。見どころは写真でとお願いする。 (記:礒田)

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 10月06日    
10月07日    
         
  (写真 礒田)