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栃木県日光市三依地区 田代山(1099.9m)三依山(1305.2m)芝草山(1341.7m)

 やはり芝草山(三依富士)は秀麗
  

【日  付】 2019年10月31日~11月02日(土曜日)
【メンバー】 L:(久曽神)、 礒田 (2名)
【コースタイム】 休憩込み
10月31日
上三依塩原温泉口駅10:53→林道取り付き11:02→12:23田代山12:48→13:38林道取り付き→13:52上三依塩原温泉口駅

11月01日
蕎麦の宿まるみの湯7:30→8:13サイカチ橋→8:20東電巡視路入口→8:33塩原線27号鉄塔→8:55尾根等高850m→10:14分岐→10:37三依山11:11→11:31分岐→13:02尾根分岐(ケーブル)→13:31中三依浄水場→13:37中三依温泉駅→13:44蕎麦の宿まるみの湯

11月02日
蕎麦の宿まるみの湯7:26→8:06東電巡視路入口(芝草山登山口)→8:37塩原線22号鉄塔8:42→8:48芝草山登山口→9:17大岩下→9:30大岩上→10:03芝草山10:06→10:14展望峰→10:22芝草山10:55→11:18大岩上→11:24大岩下→11:51芝草山登山口→11:56塩原線22号鉄塔12:04→12:26東電巡視路入口(芝草山登山口)→13:09蕎麦の宿まるみの湯(入浴・蕎麦)14:24→14:28中三依温泉駅

サムネイルをクリックすると、拡大写真のページを開きます(写真 礒田)
 
10月31日 田代山    
11月01日 三依山    
     
11月02日 芝草山    
  【コメント】 (記:礒田)
 10月31日 田代山
 上三依塩原温泉口駅(標高約700m)のロッカー(\300)に着替えなど不要な品物を預けてに出発した。上三依塩原温泉口駅を振り返ると駅前には黄葉したイチョウ、裏は秋色の山と真青な空が広がる。田代山は前山の後に隠れている。

 駅から国道R352・R121に出てすぐの農道へ左折して入る。目印は小屋である。骨組みだけの温室を脇に見て道なりに進むと別荘風の建物の間に跨線橋がある。橋を渡り未舗装の林道へ入る。林道は林の中へ谷沿いに延びているが我々はすぐの左脇放棄畑へ踏み込み 散乱している不法投棄物(プラケース)を越えて暗い杉人工林に入った。

 薄い踏み跡がある。左右を小尾根に挟まれた高度差50mの急斜面が目の前にある。杉落葉に打たれた境界標の赤杭を見つけ急斜面を辿ることにした。落葉に足を滑らせつつ木を掴んだり抱いたりして高度差30mを登り大岩を左(南)脇に見て平坦な尾根にたどり着いた。大岩は尾根の上下に2つある。 尾根には石杭があり目印になる。

 黄葉が始まった尾根上は新緑のような雰囲気だ。支尾根を越した右手(北側)には緩い傾斜の谷が下っており谷底に林道らしいものが見えた。こちらを登る方が楽だったかもしれない。黄葉したミズナラの疎林に囲まれた急傾斜の尾根を登ると露岩が出てきた。登る人も少ないのかところどころの露岩には青苔が広く残っている。尾根が緩斜に変わると林野庁の標柱や図根三角杭も出てきて目印が増えた。高度に合わせて黄葉も進む。小峰(約930m)に登ると西奥に稜線が見通せる。稜線は錦秋になっていた。細尾根を進むと珍妙なブナの大木が踏み跡を塞いでいた。どうも倒れたブナの枝が根付いて中木が4本も空に向かって伸びているようだ。傾斜が緩急を繰り返す。尾根には不似合いなブナの大木も残って、それに仕えるように楓類(ハウチワカエデが多い)が赤く色づいていた。

 最後の急登に息を弾ませ南北に延びる田代山主稜線に乗り、稜線を辿って12:23田代山三角点(1099.9m)に到着した。 田代山山名標も木の幹に結ばれている。残念ながら小木に囲まれて展望は無いに等しい。

 休憩して秋を楽しんだのち下山を始めた。山頂稜線はブナなどの落葉が厚く重なっている。リーダーが結んだ赤テープを目印に主稜線から急な支尾根へ移り、往路の尾根を辿り下った。約930mの小峰を2つ越す。往路で見落したクリタケの株を見つけて秋の進行を感じた。標高約800mで支尾根から林道を目指して左の谷へ下りたが往路と違うと気づいて標高約760m(そのまま谷底に降りてもよかったか?)で巻いて支々尾根に立った。登りに見た支尾根末端の大岩確認後、杉人工林の急斜面を谷へ下ると林道と不法廃棄物冷蔵庫があった。往路で確認したように林道はさらに谷奥に延びている。林道末端から支尾根へ緩斜面を登る手もあったかもしれない。

 跨線橋を渡り簡易舗装道からR121にでて右折する。広場に停車する塩原温泉行JRバスを見つつ上三依塩原温泉口駅に帰り着いた。今夜の宿は隣の中三依温泉駅から徒歩5分の中三依温泉そばの宿まるみの湯である。
11月01日 三依山
 まるみの湯の受付に部屋の鍵を預けて国道R121・352に出た。向かい風で指先、耳が冷たい。何台もの車が前から後ろからブンブン、ビュンビュンと走る。運転している人が我々をみて呆れた顔をしていた。なんで歩いているのだろうかと思ったのだろう。目印になる鉄塔に繋がる高圧送電線が見えてきた。送電線に続いて野岩鉄道の高架を潜ってカラマツ並木の先を右折しサイカチ橋に到着した。橋の上から男鹿川の澄んだ流れを見下ろせる。ようやく山の端に日が出た。

 林道は男鹿川沿いに南北に延びている。右手(南西)へ道なりに進み、出てきた支沢沿いに左折(東)した。右手ワサビ温室の脇を通ると道標が立ち「三依林道・・・」とあるが下は読めない。小沢に懸かるコンクリ小橋を渡るとすぐ右手に東電の塩原線27号巡視路入口(標高約700m)が見つかった。

 山腹を巻く暗い巡視路をジグザグに登る。路傍に「がんばれあと150m」との看板があった。どこまでかは書いてないが多分鉄塔までであろう。杉などに隠れていた鉄塔(標高約755m)に着いた。巡視路はここまで、先は踏み跡もはっきりしない急斜面である。リーダーがコピーしたガイドでは「杉人工林の中の北斜面をまっすぐ登った」とある。それに従って切り株などを掴んで急斜面をまず標高差10mほど直登した。そこで林業関係者が枯木に巻いたらしいピンクテープを見つけた。そこから次々とピンクテープを探して東へ巻き登る。ピンクテープが見つからなくなった地点(このまま東に巻くと緩斜面の支尾根に出たはず)から急斜面をまっすぐ詰めて支尾根の標高850m地点に出た。

 緩い傾斜の尾根で人影に驚いた鹿が目の前から走り去る。汗が出てきたので上着を脱ぎ、水を少し飲んだ。この尾根は斜度が小さく、むしろ平坦な感じさえ覚えた。踏み跡を大きな倒木が塞いだ見通しが悪いところもあったが広いミズナラ疎林の中を南へ向かい逆光に映える黄葉を楽しむ機会も多々あった。標高点1118mで休憩した後、コルに下った。登り返して木の間から西下に中三依の集落を見つけたがすぐに集落は山襞に隠れてしまった。三依山の主尾根に近づくにつれ林床に笹が出てきくる。林はミズナラからブナに代わり台風に負けなかったか木々に鮮やかな黄色の葉が残っていた。支尾根が主尾根に合わさる。尾根分岐点(約1215m)の木には黄テープが巻かれてあった

 平坦なブナ・笹林の主尾根を東へ向かい1240mの広い峰に着いた。林を透かせば「あれが三依山か」と思わせる峰があった。コルに下り登り返す。分岐では丈が低かった小笹がしだいに丈を伸ばして笹薮めいてきた。笹薮の先に山頂が見えてきたのでもうひと頑張りと登って行った。

 三依山の山頂には三角点(1305.2m)、その先の木に山名標板がある。ブナなどの広葉樹に囲まれているが枝の間からの展望がある。北には男鹿山塊、南東には高原山、南西遠くには日光連山が見える。西に荒海山があるはずだが前山にかくされ、東は三依山から南西に分れる尾根が視界を遮っていた。

 西に向かって笹尾根を下山する。青空の下の日光連山や黄葉した南の尾根を見て満足感があふれる。分岐で往路と分れて南へ向かい、周回コースに入った。驚いたことに尾根にはこれまでなかった赤テープや人が歩いたらしい踏み跡がある。コルからは西に向きを変える笹・ブナ小木林の尾根になる。尾根の上の踏み跡ははっきりして迷うことはない。倒木の重なりを抜けて黄葉した疎林の平坦尾根に入る。台地もあるがただコンパスを見て西に漫歩した。風がなく日向は暑い。朝の寒風は嘘のようだ。

 重なった落葉の上に座って昼休みとした。南斜面は黄葉したブナで美しい。再び落葉を敷いた広い尾根を歩むと前方をヤマドリが横切った。平坦尾根が終わって下りに入ると北の枝の間からに芝草山が枝の間に姿を現した。ここから見ると芝草山は双耳峰になる。まだ葉が青い木が次第に増えて周りを囲む。足元に黒い落し物があった。大きさからみて熊のそれのようだ。コルから小峰に登ると「シカが横切った」と前を進むリーダーが伝えた。コルに下って落葉から顔を出している黒いケーブルの丸束を見つけた。しかしガイド記事に記されたNHKのアンテナは見当たらないない。ここからルートを尾根筋に従って北西にとる。落葉が重なり、リーダーの踏みしだく音も心地よい。北西に向いているせいかブナは黄葉し始めで、まるで再新緑の林の中を下っているようだった。そこここに散らばるタカノツメの落葉を見ると今は秋と分るのだ。

 リーダーのGPSの設定に助けられ尾根が分岐しているポイントに着いた。ここは広く暗い。北への下り分岐を示す黄ビニールテープが巻いてある。支尾根の間は急斜面の谷になっており杉人工林で覆われている。北北東に延びる尾根の雑木には赤ペンキマークが着いていた。ガイド記事に従って杉植林の急斜面へ突っ込みスキー場跡に出るより、「赤ペンキマークを追って尾根伝いの方が安全」と北北東尾根を下ることになった。赤ペンキマークが次々と現れて導いてくれる。急勾配の場所もあるがすぐに緩やかな尾根に変わった。標高約710mで東側の谷に屋根があるのが見えた。建物の近くの尾根先は切れて標高差20m急斜面だった。小木・潅木・木の根を掴んで標高差20mの急斜面をフェンス目標に下る。建造物は中三依浄水場だった。

 浄水場入口から水が溢れ出て簡易舗装道を覆っている。その流れも水害で壊された簡易舗装道の下に吸い込まれ野岩鉄道線路近くで再び溢れ出し線路下のトンネルに流れ込んでいた。簡易舗装道は2棟のコテージと炊事棟が立つキャンプ施設脇に出る。LPG、水道も緑の広場もある立派なものだ。鉄道線路の南側を西へ向かう。スキー場跡は密な薄の薮原になっていたが、道路の南側に「みよりふるさと体験村ローカル線x温泉キャンプ」との看板があり、立派な「そば打ち道場」の建物もあった。トンネルを潜って中三依温泉駅前に出てきて三依山の前山を振り返った。小さな尾根が入り組んで「どの尾根を下ったのか」とリーダーと見解を述べ合ったが納まりはつかなかった。R121に出て左折、「まるみの湯」に帰着した。

  11月02日 芝草山
 着替えを迷惑にならないよう受付に預けさせて頂いて「まるみの湯」を出た。昨日と異なり寒い北風は全くない。昨夕、「商売気が無いが‥」と教えて頂いたR121沿いの自家栽培ワサビ屋さんの前を通り駅前を過ぎて入山沢に懸かる橋に立った。橋の上から芝草山を見ると朝日に照らされてぐっと大きい。左折して荒海山や芝草山へ登った懐かしい道へ入った。窪地に霜が降りているのを見つけた。昨夕の「まるみの湯」予報では「今朝は0℃」とのことであったがそれに近かったのだ。「三依小中学校」の道標を見て暫く歩き三依小中学校前を通る。その頃ようやく東の山の端から日が出た。集落を過ぎて渓流沿いの里山に入る。これまで気が付かなかったが放棄された桑畑が桑林に変わっている。養蚕業衰退からもう長い時が過ぎたとの悲しみが募る。三角点654.8がある大山祇神社のイロハモミジは紅(くれない)染めへ移りつつあった。入山沢の渓流は2013年に感動的清流、2016年には流木で埋まった悲惨な状態であったが2019年の今日は普通の渓流になっていた。途中の「太郎温泉の宿」の駐車場から複数の作業車が出て行ったが復旧の辛抱強い努力に頭が下がる。ようやく重機の作業音が轟く中ノ沢渓谷入口に歩み着いた。3年前は荒れ果てていたが今は累積した流木も岩石の堆積も無い。中ノ沢渓谷入口看板は昔通りであった。中ノ沢渓谷入口の看板から直ぐ右手(東)に目立たぬ東電の巡視路入口(芝草山登山口)の標柱がある。目立つ黄色道標は東電鉄塔塩原22号へ巡視路を示している。

 黄色道標から杉人工林の中を通る歩き易い電光道に入る。巡視路脇には幹に鹿食害防止テープ巻を巻いてある杉の木が続いた。東電巡視路は杉人工林から黄葉した落葉樹林に入る。30分ほどで22号鉄塔に到着した。衣服調整休憩をとった後、巡視路を歩み続けた。樹間に大岩が間近に見える。先にもう一つ鉄塔があるので巡視路は斜面を巻いて続くのだが、巡視路の右手に芝草山登山口がある。前回の芝草山山行では先頭が道標を見落して後続が呼び返したこともあった。注意が必要だ。

 芝草山登山口からは尾根登りに変わる。急傾斜もあるが比較的緩やかな尾根登りが続いて大岩下(約1140m)に着く。まずは急傾斜の土道だがその上に直立に近い大岩斜面がある。心配はない。太くて長い固定ロープを握って登るのだがロープの傍にはホールドしやすい木の根がある。左にロープ、右に木の根と念じれば登り詰めることができる。もちろん大人数だと一人づつ登るので時間はかかる。レベルは西上州の高岩級かもしれないとはリーダーの弁だ。大岩の上に登ると平坦な尾根になり一休みできた。大岩上から芝草山山頂までの間は稜線上に2つの小峰がある。越す途中のご褒美の紅葉を透かして芝草山の山頂部が見える。紅葉始めの楓と黄葉したブナ小木が道の左右を挟む。東に男鹿山塊が望めたり、南東側の谷に続く黄葉したブナ林を見下ろしたりして秋山に訪れた思いで昂る。次第に尾根が細くなり最後の急登りが待っていた。

 芝草山の山頂でリーダーに追いついた。三角点の周りはこんなに狭かったのかと記憶違いと前回の記録を失ったことを悔やんだ。見回せば枝の間に七ヶ岳、荒海山、日光連山、高原山や那須連山らしい山々が目に入った。「三角点先の峰から360度遠望した」との記憶を伝えて展望峰へ笹薮のコルへ下った。薮を掻き分けて登った展望峰は桧薮で展望は全く無い。認知症かとガックリして展望峰から三角点に帰った。ここで休憩しようとしたが狭くて2人分にも足らないので少し下って足を伸ばせる場所で行動食休憩となった。山登りに記憶違いは付き物だが好展望があったと思い込ませたのはどこの山だったのだろうか。

 休憩後、落葉の積もった急斜面を下り大岩上まで平坦な頂上尾根を歩んだ。往路と同じく大岩はリーダーが先行して下り、声掛けで礒田が次に下降した。裸根がない箇所がありロープが無ければ下りのリスクが高くなる。少々古いが固定ロープを張った方々に感謝である。順番に下れば安全だ。記憶が失せた2016年には数珠繋ぎで下ったのかもしれないとふと思う。認知症か。

 大岩下から急傾斜尾根を下る。途中の黄葉・白肌ブナの枝の間から、東に昨日登った三依山が見えた。積もった落葉は美しいが滑りやすい。天気が良すぎて土埃も立ち始めた。下るにつれ三依山ははっきりしなくなるが三依山の稜線の下に前山、谷間に中三依が見える。東電巡視路合流点では熊鈴を鳴らす男性が2m上の我々を待っていた。3日間で始めて会った登山者であった。22号鉄塔下で休憩して巡視路に秋を探しながら下る。狂い咲きのヤマツツジやオオカエデの幼木も紅を付けていた。

 巡視路入口に下山して色づき始めた里山と花崗岩に清流が砕ける入山沢(白龍渓との看板も)を愛でながら中三依に向かう。古い「藤原町」コンクリ標を数えて大山祇神社に着いた。1礼2拍1礼して3日間の無事を感謝した。三依集落に入ると軒先に冬に備えた大根干しが並ぶ。子供の頃を思い出させる季節の風景だ。橋から振り返って見る芝草山は三依富士というあだ名のとおり秀麗だった。郵便局の西で筵の上で茸を乾燥中お婆さんに声をかけて天然物の椎茸の薀蓄を聞く。

 「まるみの湯」に帰還して駐車場と蕎麦屋を覗くとどちらも満員だった。ご主人夫婦が「クタクタになる」という3連休が始まったのだ。受付の隠居夫婦から預けていた着替袋を受け取って温泉で汗を流す(無料サービスだった)。上がったところで若奥様から「蕎麦屋が落ち着いた」と聞いて店内に入る。みよりそば(¥950)をお願いしてエゴマと山芋とろろで新蕎麦+2年蕎麦を頂いた。

 食後、中三依温泉駅へラッシュした。駅のホームから見ると眼下東の「みよりふるさと体験村ローカル線x温泉キャンプ」場には大テント1棟と「まるみの湯」の温泉であった若い人の小テント1張りが、眼下西の「男鹿の湯」を見ると家族連れがはしゃいでいるのが見えた。キャンプの楽しみ方は色々ある。事前に選択肢を調査すれば良かろう。定刻を8分も遅れて到着した急行に乗って山行を終えた。
 【記録】
ロケーション
三依(みより)地区は日光市の最北部(旧藤原町)に位置し、栃木県と福島県との境にある。水上山(1139.0m)、向山(1160.4m)、田代山(1099.9m)白倉山(1460.1m)、荒海山(太郎山1580.5m)、滝向山(993m)、芝草山(1341.7m)、三依山(1305.2m)、安ケ森山(1353.9m)、塩沢山(1364.0m)、高瀬山(1276.5m)、横瀬山(1264.4m)、葛老山(1123.8m)、狸原山(1200.8m)、二方鳥屋山(1262.3m)など名づけられた山々もあるが標高だけで無名のものも数多い。なお帝釈山地で湿原が頂上にある有名な田代山(1926.6m)が間近にあって三依の田代山は影が薄いのは残念である。
これまでに登つた山
荒海山
 2013年06月23日永見さん、岡本さん、杉江由美子さんと荒海山に中三依から挑んだ。頂上稜線に到達したがヤマウルシの薮に塞がれ時間切れで撤退せざるをえなかった。なお林道を往復する際に芝草山の南北登山口をちらりと確認した。

 2013年09月に永見さん、内野さんと福島側から荒海山に登った。6月23日は山頂にからほんの少しの距離であきらめたことが判明。これらの記録は新座山の会HPのアーカイブにあるはずだ。

芝草山 
 2016年4月7日に新ハイキングの山行で芝草山に登った。前年の台風で美しかった沢が何か所も無残に崩壊していたので心痛んだ。

塩沢山 2016/12/11
 2016年12月11日に、この山も新ハイキングの山行で登ったのだがノートPC水没・バックアップなしで記録が消失して残念、近くの南平山、葛老山の記録も同く失った。重ね重ねて残念だ。
 三依地区について
 会津西街道に連なっている五十里、独鈷沢、芹沢、中三依、上三依、横川という湯西川と帝釈山地の山王峠の間にある集落が三依地区である。いわゆる限外集落でコンビニ、ガソリンスタンドもない。その「三依」の名前由来には3説あるとのことだ。すなわち
・日光天領、会津藩領、宇都宮藩領が接していたから(今も日光市、那須塩原市、福島県田島町の境となっている)
・室町時代中ごろ矢板城主塩谷氏の三依姫が悲運の末、横川で没し村人がその後生を弔った。
・鬼怒川の支流が3本合わさる地だから。
「どれも本当かな?」とは礒田の素朴な感想である。

 会津西街道は会津若松から今市に至る。江戸時代には三依地区に五十里宿~中三依宿~横川宿があった。今の会津西街道は国道121号で、「三依そば街道」とも呼ばれ沿道に蕎麦屋が数多く建つ。我々もその一つ中三依温泉駅から徒歩5分の「三依温泉そばの宿まるみの湯」に宿泊した。蕎麦だけでなく三依地区を流れる男鹿川に育つヤマメ、イワナなどの渓流魚は、水質の良さからこれも美味、「まるみの湯」で夕食にイワナとヤマメをそれぞれ賞味させていただいた。なお夏の鮎も名物で“清流めぐり利き鮎会”準グランプリを獲得したという。ネットで検索すればいくらでも釣記事が出てくる。また山葵も有名で「まるみの湯」の傍に自家栽培の専門店があった。店頭でご主人が収穫した山葵を商品の姿に加工されていた。
アクセス
 紅葉の時には車で大混雑・大渋滞する塩原・日光地域にあるが、電車を使えば新座から三依まで思いの外、時間(3時間56分)・費用(片道\2626)をかけずに往復できる。ただ乗換が多い。今回は 北朝霞(武蔵野線)~南越谷/新越谷(東武スカイツリーライン)~東武動物公園 ≪直通≫(東武日光線)~南栗橋≪乗換≫(東武日光線)~下今市(東武鬼怒川線)≪乗換≫~新藤原(野岩鉄道会津鬼怒川線)~上三依塩原温泉口 であった。スイカ・パスモなどは新藤原から使えず、新藤原~上三依塩原温泉口までは車内で車掌から乗車券(\840)購入し、乗車証明をもらって復路の東武線下車駅窓口でスイカ・パスモなどの精算処理をすることになる。もちろん新越谷~鬼怒川温泉を東武座席指定特急利用で時間短縮の手もある。なお上三依塩原温泉口駅から中三依温泉駅までは数分、\300である。ところで「野岩(やがん)」は、栃木県の国名である「下野国」と、福島県の中通りと会津に明治維新政府が制定した「岩代の国」から来ているとのことだ。

アコモデーション
 今回、リーダーは「中三依温泉そばの宿まるみの湯 電0288-79-0017」を楽天のHPから予約した。宿は蕎麦屋(10:00~16:00)と温泉(宿泊なら24時間、日帰り8:00~18:00\500)も併営している。宿泊は最低利用人数2人、1泊2食付温泉付き(2名)で宿泊料金\7350/人(2020年の料金)と入湯税加算で利用できる。利用人数によっては、例えば6名ならば宿泊料金\6550/人とのことである。2020年はヤフートラベルからの予約とブロシュアにあった。残念なことに11月下旬~4月始め頃まで冬季休業になる。土日・連休時は多忙だが平日は閑散とのことだが、木曜は休業、シングルは受け付けないとのこと、仲間にはかって集団登山で平日利用すればよい。料理は食べてのお楽しみ。

 これまで何度か利用してきた「男鹿の湯」は経営者(管理人?)が何度も変わり、今はオートキャンプ場になっているという。

オートキャンプ場なら「みよりふるさと体験村ローカル線x温泉キャンプ」の利用もある。どちらがいいのだろうか