北海道 利尻山(1,719m)

【日付】 2023年6月24日(土)

【メンバー】 L:K.Ar.   Y.Ur.   K.Na.(会員外)

【コースタイム】 利尻北麓野営場登山口5:05-第一見晴台7:10-長官山(8合目)8:45-利尻山避難小屋9:00-10:35利尻山11:25-利尻山避難小屋13:20-長官山13:40-第一見晴台14:55-利尻北麓野営場登山口16:40

【コメント】 「この夏に利尻山に行きたいんだけどー?」という私の誘いにUさんとその友人のNさんが賛同してくれました。往復8時間以上の山行を見越して3月末から月に2回以上のトレーニング山行(日帰りで奥多摩・奥武蔵・丹沢などの6時間以上のそれなりの山)の計画を立て、無事にそれもこなし、6月末に羽田から利尻島へと飛び立ちました。以前行った九州の屋久島もそうでしたが、日本の端の離島に行くのはたいへんで、羽田⇒新千歳空港(電車とバス乗り継ぎ)札幌丘珠空港⇒利尻空港まで一日がかりでした。悪天候時は飛行機が飛ばないので毎日予報をチェックしていましたが、何とか無事に利尻空港に着陸。宿泊するペンションの方に車で出迎えてもらい、その日から2泊お世話になることに。連日地元の新鮮な魚介類が夕食のテーブルに並び、感激ものでした。

次の日の早朝5時前に登山口まで車で送ってもらいました。下山後にも迎えに来てくれるとのことでした。私たちが準備をしている間にも続々と登山者が登っていきます。準備万端整えて私たちも5時過ぎに出発!この山には山頂まで「〇合目」という標識が立っているのでたいへんわかりやすかったです。3合目の少し手前に、日本名水百選にもなっている「甘露泉水」という水場が一箇所だけありましたが、水は十分あるので汲みませんでした。6合目は「第一見晴台」で、これから登る山頂と眼下には美しい海が良く見えました。また、利尻山には自然保護のために携帯トイレ持参で、尚且つトイレブースは2箇所のみです(6.5合目と9合目)。「胸突き八丁」と表示された7合目、残雪の美しい利尻山を望むことができる「長官山」の8合目、利尻岳山小屋(無人の避難小屋)を経て9合目(トイレブースあり)を過ぎると急登が待っていました。ここからの登山道はザレていて、年々崩壊しているのがよくわかりました。片側が切れ落ちているところにはロープが張ってあり、注意しながら進むと利尻山山頂の赤い祠が見えてきました。運よく最高の天気に恵まれて利尻山登頂! トレーニング山行で鍛えてきたお陰か(?)長い登りも思ったよりきつくはなかったです。この日は土曜日だったこともあり登山者で賑わっていましたが、山頂でゆっくりと昼食を食べながら最高の景色をたっぷりと堪能できました。

ところが、下山を始めてすぐに、気が緩んだわけではありませんが、ストックを踏んで転倒してしまいました。岩ゴロの登山道でかなり強く右脚を打撲してしまったので、その後はゆっくりと歩くことを余儀なくされ、予定よりもかなり時間がかかってしまいました。登山口まで宿の人が迎えに来てくれてとても有難かったです。

予想外のアクシデントはありましたが何とか無事に歩くことができ、また、最高の天気に恵まれて念願の利尻山に登頂できました。3月から一緒に山を歩いてきたUさん、Nさん、お世話になりました。(記:K.Ar.)

第一見晴台から海をのぞむ 向こうには礼文島が

これから登る利尻山

8合目の長官山から残雪の美しい利尻山をバックに

9合目「ここからが正念場!」の標識 山頂までこれが最後のトイレブース

もうすぐ山頂 右奥に赤い祠が見える

利尻山登頂!

山頂直下 花と残雪と遠くに海

花の写真を撮るUさん

利尻山に咲く花々

雄大な景色と花々に癒されたよい山行でした

(写真:K.Ar.)

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