須坂市・米子大瀑布見学山行
【期 日】2023年10月26日(木)
【メンバー】CL/SA、SW、IS、ST
【コースタイム】
新座駅6:30→須坂IC9:30→米子大瀑布林道入口10:30~11:50(待機)~駐車場12:10→(林道での紅黄葉見物)→奥万橋12:55→不動滝13:15〜13:30(昼食)→権現滝14:10→根子岳山荘カフェ14:20→鉱山跡展望台→駐車場16:20→新座駅
【コメント】
10月11日に白馬栂池の帰りに単独で寄ってはみたものの残念ながらまだ紅黄葉は始まったばかり。何としても「米子大瀑布の絶景」を紅黄葉絶頂日に合わせ見ようと思い、いつもの森林公園散策同行メンバーに数日前に声をかけての急遽の山となりました。天気次第では中止やむなしと思いきや、なんと当日は朝から無風快晴です。期待しながら上信越道を経て須坂東ICから現地へ向かうも、12㌔手前の林道入り口でストップしてしまいました。 なんと目的地駐車場が50台程しか駐車できず、先行車が下りて来るまでの時間待ちとなり、約1時間40分余りの待機です。最近は地元のテレビやyou-tubeで米子大瀑布が紹介され、あまりの絶景と、さらに散策道が整備され、又山荘が改築されたことで急激に人気が出ての大混雑。(そのため紅黄葉シーズンの土日は一般車は規制され山麓の温泉「湯っ蔵んど」に駐車して、そこからシャトルバスで大瀑布の入り口駐車場までの往復となります)
今日は平日、車中待機してようやく出発です。 しばらくは四阿山から流れ出た米子川沿いに緩い林道を進んでいきます。そして谷間に入ると全面いきなりの紅黄葉となり、その美しさは驚くばかりで、つい運転を忘れ見入ってしまうほどの絶景となってきます。
やがて、新築(?)の休憩室とトイレのある駐車場に到着しましたが、すぐ登山道の林の中には入らず、渓谷の紅黄葉の美しさを求めて自動車道を少し徒歩で戻ってからの歩き始めとしました。
今まで数多くの紅黄葉を見てきましたが、山と谷が一体となって規模も大きくダイナミックな景色はそんなにはありませんでした。
〇沢沿いの緩い道と少しのジグザク急登、最後の30分程の山道下りの間、二つの滝見(落差89mの不動滝と82m権現滝)と滝下での楽しい昼食と山荘でのカフェタイムと鉱山跡地展望台からの大瀑布の眺望と、横へ連なる圧巻の岩壁群と紅黄葉とを楽しむ距離3キロ余りのゆっくりと休憩を含んでの3時間程の周回コース散策です。
〇この須坂市米子大瀑布は、知る人ぞ知る名大瀑布です。菅平から大笹街道を峰ノ原を経て須坂市に下りてから、再び根子岳・四阿山方向に米子川を12キロも遡ったところにあるので、なかなか行きづらく、又、こんなにすごい滝があるとも思わず、夏冬を通して足しげく通った菅平でしたが訪れることはありませんでした。最近YouTubeで大瀑布を見るにつけ、秋の紅黄葉時に是非とも行ってみたいと思った次第での山行でした。
〇又、昨年までは散策道が暴風雨で損壊していたのを、ネパール人の力を借りて修復したようです。さらに使用不可であった根子岳山荘を改修し素敵なカフェと外テラスがあります。これらは今はやりのクラウドファンディングで賄っています。そして来年には宿泊もできるようになります。山麓には県下で一番大きい温泉センター「湯っ蔵んど」があり、そこを利用すれば楽しさ倍増でしょう。
〇冬期は一般車両は通行止めになりますが、1月には根子岳山荘主催で雪上車での米子大瀑布見学ツアーも組まれる様で楽しみです(20,000円程)。さらに最近はアイスクライミングのメッカにもなりつつあり、二つの滝と幾条に滴る凍った岩壁群は圧巻のようです。そんなに雪深いところではありませんが、林道をスノーシューで歩いて又はスキーシール(帰りは滑走可?)で行くと片道6時間かかります。テント泊でも充分訪れる価値があり、お勧めです。 (S.A記)