衣張山 (神奈川県) 121m
逗子駅~披露山~衣張山(121m)~祇園山
【日 付】2024年4月21日(日曜日)
【メンバー】CL/I.K SL/Y.T S.N S.O H.A S.T Mo.I Y.U K.A T.S Ma.I (11名)
【コースタイム】逗子駅8:35―浪子不動ハイキングコース入口―9:15披露山9:40―名越切通し10:10―10:25まんだら堂やぐら群見学10:45―お猿畠の大切岸11:00―11:15昼食11:50―12:10衣張山12:25―石切場跡12:35―13:00報国寺13:15―田楽辻子の道13:55―14:20祇園山14:40―八雲神社―15:10鎌倉駅
【コメント】
逗子駅東口から静かな住宅地の間を20分程歩くと、披露山へ抜ける浪子不動ハイキングコースの上り口があり、逗子海岸を一望する高台には浪子不動が祭られています。この浪子とは明治の文豪徳富蘆花の小説「不如帰(ほととぎす)」の登場人物に由来します。リーダーのIKさんが詳しく話をしてくれました。最近の若い人の間では「徳富蘆花」「不如帰」を知らない人が増えているそうです。今日のメンバーの間でも年齢を分ける一コマでした。その後披露山に抜け、山頂からの景色を楽しみ下山です。
次は私が今日一番気になっている、まんだら堂やぐら群に向かいます。ここは限定公開(4/20~6/2)でいつでも見られるわけではありません。やぐらとは崖に四角い横穴を掘り、主として内部に石塔を立てるなどして納棺・供養をする施設のようです。横穴におかれた五輪塔は幻想的で、辺りの静けさは身の引き締まる思いがします。次に名越切通を抜け、お猿畠の大切岸も歴史を物語る一つです。パノラマ台、三等三角点宅間を確認して衣張山山頂へ。玉縄桜の枝に山頂を表す小さなプレイトがあります。再び下山し、民家の庭先に咲く花々を楽しみながら報国寺に立ち寄り、祇園山へ向かいます。木の根が出ていたり、倒木も目立ちこの日一番の歩きにくい登山道だったように思います。予定の山頂すべてを踏んで無事下山です。あいにくの曇り空で富士山を望むことは叶いませんでしたが新緑の鎌倉を十分楽しんだ山行でした。(S.O記)
【リーダーの一言】
鎌倉の山では富士山が一番綺麗に見えるコースと言われていますが、今回はまんだら堂やぐら群の公開日に合わせ、4月の計画としました。4月は天候の変化が激しい時季なので天気をとても心配していましたが、心配通り雨マークがずっと消えず一時中止を考えたのですが、皆さんに後押しされ、決行することができました。
当日は午後から雨予報でした。最後の祇園山がとても滑り易く根っ子だらけの道と分かっていたのでこれがとても気になり、雨が降らないうちにと前半急いでしまいましたが、有難くも最後まで雨降らず計画通り全て歩き通せ、良かったです。冬は静かで富士山と青空と海がとても素敵なコース、いつかまた出かけたいところです。お疲れ様でした。(I.K記)
(写真:K.A)