長野県 常念岳(2857m)〜蝶ヶ岳

【日付】2024年8月7〜9日

【メンバー】L: M.T. Y.U. 会員外

【交通】自家用車とタクシー利用

【コースタイム】1日目 0600一ノ沢登山口〜1200常念乗越〜1210常念小屋 宿泊   2日目 0600常念小屋〜0730常念岳山頂(眺望25分)〜1230蝶槍(休憩20分)〜1400蝶ヶ岳ヒュッテ(チェックイン)〜1500蝶ヶ岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ 宿泊   3日目 0515蝶ヶ岳ヒュッテ〜1100三俣登山口

【コメント】昨年計画したリベンジ山行である。しかし、天候が不安定で出発前日まで迷う。

登山開始日は、午前中晴れ予想なので登ろうと決定。前泊のため新座を6日、13時に車で出発し安曇野に入る。早めの夕飯をとっていると突然、大雨と雷の連続。短時間で道路が冠水する雨量。心配したが翌朝、タクシーで一ノ沢登山口に着くころには、薄日から晴れとなる。

スタートから急登とゴロゴロ石の足元。烏帽子沢沿いの登山道。何度か渡渉しながら進む。前日の雨でどこも増水。渡る場所を慎重に見定める。6時スタート、心拍が上がらないゆっくり歩き。何度も休憩とり、常念乗越へ12時に到着。期待していた槍ヶ岳は、残念ながら雲の中。

翌日に期待し、槍以外の2.400mのパノラマをつまみに生ビールで乾杯!

2日目、期待通り青天井で槍ヶ岳がくっきり!常念岳頂上を目指す。期待通りの絶景を望めた。ゆっくり眺めていたかったが狭い頂上で次々と上がってきた人々でやむなく先に進まなくてはならなかった。蝶ヶ岳を目指す人は少なく頂上直下の岩場は、ゆっくり降りることが出来た。

蝶ヶ岳まで標高300m~400mのアップダウンを繰り返す。青空は、8時頃までで徐々に雲が上がってきて蝶槍から常念岳と槍ヶ岳を撮りたかったが常念岳がすっかり雲の中となる。稜線歩きは、パノラマを望めるのでテンションが上がるが蝶槍手前の樹林帯は、アップダウンに加えて蒸し暑く疲れた~。そんな中、斜面一面の花畑に出会い気を取り直す。樹林帯を抜けたハイマツ地帯で5羽のライチョウに出会う。離れたところで見守っていたがライチョウの方から1m近くまで近寄ってきて感動!その後、蝶が岳ヒュッテまで後少しというところで登山道から1000ⅿ程離れていたところで熊を見る。等高線上の稜線をうろうろした後、稜線下に消えていった。一緒に歩く3人とも山で初めて熊を見た。熊が稜線に沿って歩いてくれば間違いなく自分たちと鉢合わせになるところであった。何事もなく蝶が岳ヒュッテに到着。小屋の人に一応伝えると「たくさんいますよ、山ですから」そりゃそうだ、私たちがお邪魔させてもらっているので。

蝶ヶ岳ヒュッテは、たくさんの人々。上高地から3時間もしくは、3時間半程登れば絶景が見られるのだから人気が絶えないわけが分かる。

ヒュッテから頂上は、すぐ!5分もかからず頂上の三角点に触れられる。

朝早くからたくさん歩き夕飯が待ち遠しく席に着く。Tさんの斜め前に座る顔に見覚えが・・・。なんと同会員のAさん!大勢いる泊り客のなか夕飯で隣り合わせになるとは、びっくりするやら感動やら!話が盛り上がる。夕飯後、夕焼けの絶景をみようと人がカメラ片手に人が出てくる中、自分たちも外へ。明日には下山するので穂高、上高地、安曇野方面と絶景を目にしっかり焼き付ける。

いつまで居ても飽きることない夏の北アルプスであった。

3日目、山小屋の人から「午後、天気の急変が予想されるので出来るだけ早く下山した方がいい」とアドバイスを受け、朝食をお弁当にして、タクシーを予約して出発。歩いたことがない三俣下山口へ。下調べはしていたが、そこを登ってきたAさんからも情報を得る。階段が続くと聞き、3日目で足も疲れだしているので階段で転ばないようにゆっくり下る。蝶ヶ岳からは見えなかった常念岳も樹林の合間から見える。降りてきた稜線が見え、山との別れを惜しむ。地図上コースタイムに1時間プラスした時間で、無事登山口に到着。タクシーとの待ち合わせ場所が不明瞭で、やきもきしたが登ってくるタクシーと出会い麓に戻る。

おまけ。タクシーの運転手さんから自分たちが登った一ノ沢登山口手前の道路が、大雨の影響で私たちが行った後すぐに陥没して通れなくなったことを知りびっくり。タイミングがずれて大事にいたらならなかったことに感謝です。(Y.U.記)

更に詳細は、リンク先のYAMAP を参照ください。常念岳・蝶槍・蝶ヶ岳 https://yamap.com/activities/33632590 #YAMAP #山歩しよう。

朝6時、一ノ沢登山口を出発。 
渡渉を終えると、急登が始まります。
1日目のゴール、常念乗越にて。
2日目 朝、常念乗越から槍ヶ岳を望む。
常念岳山頂。雲ひとつない快晴でした。
写真正面奥、雲に隠れた山々へ続く稜線を歩きます。
雷鳥が、直ぐそこまで来てくれました。
蝶ヶ岳山頂。涼しい風が吹いていました。
偶然お逢いしたAさんとご一緒に。
3日目の朝。モルゲンロートが綺麗でした。

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