会山行 雪上訓練/谷川岳登山(1963m)
【日 付】 2024年12月21日(土)
【メンバー】 C L/S.Az K.Mo N.Uc
【コースタイム】
谷川岳ロープウェイ天神平9:15―天神峠分岐10:00―熊穴沢ノ頭で渋滞30分―熊穴沢避難小屋11:00―12:20天狗の留まり場の岩(休憩)12:40―肩の小屋13:00―13:10谷川岳トマノ耳13:25―肩の小屋(カフェオレタイム)14:00―熊穴沢避難小屋14:55―天神平ロープウェイ15:50
【コメント】
快晴の朝、谷川岳ヨッホからロープウェイで天神平に降りるとそこは白銀の世界。太陽がまぶしくこの日を狙ったのかたくさんの人でみんな嬉しそう。登山口の後ろには谷川岳の白猫の二つの耳が飛び出し、岩が丁度目になって笑っているかのよう。
アイゼンを装着して一列に並んで歩き出す。トレースが付いていて新雪のフカフカが心地よい。天神尾根に乗り谷川岳左に冬の名物マナイタグラが見えてくる。岩がゴツゴツしていて雪庇が鋭く尖っている、かっこいい山だ。
しばらくトラバースして登って行くと、熊穴沢ノ頭の岩のピークでなかなか降りれないグループがいて渋滞三十分、仕方がないので周りの景色を楽しむ。谷川岳の右には白毛門、朝日岳、笠ヶ岳の三兄弟が見える。いつか白毛門にも登ってみたいものだ。雪の付いた山々にうっとりする。
熊穴沢避難小屋を過ぎるとここからが急登の始まりで「じっくり登ってください」と降りてくる人が声を掛けてくれる。我慢の登り、一歩一歩足を進める。
天狗の留まり場の岩で休憩、たっぷり雪を被った谷川岳主縦走路の万太郎山、仙ノ倉山、平標山の稜線が日を浴びて光り輝いている。素晴らしい!その稜線の右奥には苗場山、左に目をやると少し雲をまとった浅間山がどっしりと、その左は八ヶ岳、あまり雪は付いていない。
なんとか踏ん張り肩の小屋に到着、たくさんの人が休憩中。もう少しで谷川岳頂上だ、はやる気持ちを抑えて頂上に立つ。やった~!素晴らしい眺望!!三人で登った甲斐があった。
目の前に真っ白な谷川岳主縦走路の稜線が美しい、オキノ耳にもたくさんの人がまるで蟻の行列のように登って行く。右に目をやるとたっぷり雪の付いた巻機山、越後駒ヶ岳、平ヶ岳。左に一ノ倉岳、茂倉岳、すごい迫力で迫ってくる。
いつまでもこの銀世界を見ていたいが下山となる。肩の小屋でAリーダーが雪を溶かしてホットカフェオレを作ってくれる。温かい飲み物が冷えた体に染みわたる。
急下りの天神尾根も歩きやすいトレースを探しながら天神平ロープウェイまで下山。
一日中晴天に恵まれ雪山の稜線の美しさ、真っ白な山並み、日を浴びて光り輝く荘厳さ、すべて体に染みわたりました。同行のAリーダー、Mさんに感謝です。
(N.Uc記)
【リーダーの一言】
いつもはスキー靴にアイゼン、今回は十数年振りに登山靴を履いての雪山でした。しかも、人工股関節での本格的な登行で、仲間2名に迷惑が掛からないかと若干危惧しながら、天神平から歩き始めました。案の定、天神尾根稜線に出たあたりから歩行速度が落ち山頂まで後ろを歩くMさんに退屈させたかなと。積雪は稜線で1m程、歩きやすく微風快晴での歩き出しから、午後には若干風と雲が湧いてきたものの、全くの登山日和、こんな条件の雪山山行は滅多になく、素晴らしい山行となりました。 (S.Az 記)
準備OK 出発!
天気良く風もなく絶好の登山日和!
暑くなったので衣服調整!
天神尾根登ります!
登頂!
肩の小屋脇でお茶をいただきます!
下山開始!
天神尾根下ります!
天気良いです!
すばらしい景色です!
(写真・写真コメント:K.Mo)
Aリーダ凄い、人工股関節後の雪山登山。大学山岳部部長の経験は、身体が覚えているんですね。
Uさんのコメント&Mさんの写真を見て羨ましい限りです。
私も癌で左肺が半分になり呼吸機能が低下していますが、自分に合った山をみつけて、山を楽しみたいと思います。今後とも宜しくご指導の程を🌝 八木孝子