谷川連峰 白毛門(1,720m)
【日 付】 2025年6月5日(木)
【メンバー】 L: Ka.Ar, Yu.Ur. Yu.Ik.
【交 通】 自家用車使用
【コースタイム】
白毛門登山口駐車場8:00-10:40松ノ木沢ノ頭11:15-12:20白毛門13:15-14:05松ノ木沢ノ頭14:25-16:50白毛門登山口駐車場
【コメント】
女性三人で谷川岳を正面から眺める事ができる、白毛門を歩いてきました。計画したとき残雪はどうなのか心配だったが、気温が急に上がったりしたこともあり登山道に雪はなく、谷筋にだけ雪があり、雪があることで岩肌が浮き出て山がとても綺麗だった。
登山口から少しの間は、急登ながらもブナ林の新緑でこれまた綺麗で気持ちを和ませてくれる。この気持ち良さが山の魅力の一つでもある。
そこを過ぎると岩ゴロゴロの急登続きでなおもその登りの段差もあり、一段一段「ヨッコラショ!」といった感じで登るので予想以上に時間がかかった。上に行くと所々ロープと鎖場あり、岩場練習中の私たちにとっては練習できてよかった。
松ノ木沢ノ頭まで長い長い!「まだかナ~まだかナ~」と思いつつ歩く。やっと樹林帯を抜け松ノ木沢ノ頭に着く。残雪が美しい谷川岳の全容、天神平や一の倉沢やトマの耳が見えて感激!お腹もすきちょっと休憩と腹ごしらえする。松ノ木沢ノ頭から白毛門頂上がしっかり見え、目指すは頂上と歩き出すがこれまた難所続きで長い。見えるところは遠いというが本当に遠い。
頂上付近の登山道が一部崩壊していると地図にあったが、雪解けが進み雪崩落ちたのだろうと思われる。そこは、一歩間違って足を滑らした時にはどこまで落ちていくのかと思うところであった。
又、進行方向が不明瞭なところは黄色でマーキングされていたが半分消えているのでわかりにくい。先を歩いていた人が間違えて、「この先道がないんですがそっちに道ありますか?」と振り返って後ろの私たちに尋ねられた。私たちも尋ねられなかったら同じ方向に進んでいた。道を確認して「こっちです!」伝え修正。頂上直下にジジ岩・ババ岩があるというがどれがその岩なのか・・・。勝手にこれだろうと決めて眺める。そこを過ぎやっと予定より1時間遅れで頂上到着!
梅雨前の貴重な晴れ間、真っ青な空の下、馬蹄形の谷川の全貌、言うことなしの絶景であった。少しすると谷川岳にもくもくと黒い雲がかかりだしたので昼食を済ませ早々に下山。長いながーい下山。「ヨッコラショ」と登ってきたところを「ヨッコラショ」と下る。駐車場に着いた時には足がパンパン。文句なしの絶景だったが疲れた山行であった。
(記:Yu.Ur.)

登山口からしばらくは美しいブナ林を眺めながら歩きますが、すぐに根っこの急登が始まりました。これが延々と続きます。

まだ早い時間なのに下山してきた男性がいたので山頂の様子を尋ねると、山頂には行っていない、白いスミレの写真を撮ってきただけだという。1,200メートル付近に咲いているという固有種のスミレ、たぶん見つけられないと思う、と言われましたが、見つけました!咲いていたのはここだけでした。シロバナタチツボスミレに似ていますが葉っぱが違うようです。


薄いピンクのイワウチワ 濃い色や薄い色のイワウチワやイワカガミがたくさん群生していました。

この大岩の鎖場を登ると松ノ木沢ノ頭 岩は滑りにくく思ったよりも容易に登り下りができました。

やっと松ノ木沢ノ頭に到着、バックには目指す白毛門山頂が!

こちらは青い空にそびえる谷川岳


小さくて可愛いミヤマリンドウ 真っ白なイワウチワ

白毛門登頂! 谷川岳方面には雲が出てきました



真っ白なコブシの花 可愛いオオバキスミレ 鮮やかな色のツツジ

美しいブナ林の中を通って駐車場まで戻りました。
最初から最後まで段差が大きすぎる登山道、山頂付近は崩れて方向がわかりにくい道だったので疲労の蓄積も大きく、予定よりだいぶ時間がかかってしまいました。それでも美しい新緑のブナや登山道脇に咲く色とりどりの花々に癒されて歩くことができました。
(写真:Ka.Ar, Yu.Ur, 写真コメント:Ka.Ar.)