岩手県 八幡平(1,614m)・早池峰山(1,917m)
【日 付】 2025年6月28日(土)~29日(日)
【メンバー】 L: Ka.Ar, 他会員外2名
《6月28日 八幡平》
【コースタイム】 八幡平山頂レストハウス12:25-鏡沼(ドラゴンアイ)12:40-めがね沼-八幡平13:05-陵雲荘13:40-見返峠14:35-14:45八幡平山頂レストハウス
【コメント・写真】
西部ブロックの他会の友人2人と故郷岩手の山を歩いてきました。
一日目早朝、大宮から新幹線で盛岡へ行き、駅前からレンタカーで八幡平へ向かいました。レストハウスに着いたのがお昼近かったので登る前に昼食を取り、まずはお目当てのドラゴンアイが見られるか不安な気持ちで鏡沼方面へ向かいます。

登山道脇にはお花がたくさん咲いていました。この花はマイヅルソウです。

キヌガサソウ

人が大勢立ち止まって写真を撮っていたので、この時期にだけドラゴンアイが見られる鏡沼だとわかりました。眼の上半分は雪が溶けてなくなっていましたが、何とかドラゴンアイが見られました。私は何度も八幡平に来ていますが、見たのは初めてです。

こちらはすぐ隣にあるめがね沼

展望台付きの八幡平山頂に到着

シラネアオイの群生

雪が残るガマ沼の向こうには岩手山(現在噴火レベル2のため登山禁止)

右に八幡沼を見ながら陵雲荘(無人小屋)に向かいます。たくさんの人がここで休憩していました。

八幡沼を半周、湿地帯を通り抜ける途中の沼のほとりにミズバショウ

登山道脇のあちこちに咲いていたハクサンチドリ これは2色が並んで咲いていました。
今回6年ぶりに八幡平を歩きました。前回は雨だったのであまり楽しめなかったのですが、今回はまずまずの天気で綺麗な花もたくさん見られ、沼の周りの湿地帯歩きでは私たちが独占!とても贅沢なハイキングを楽しみました。
《6月29日 早池峰山》
【コースタイム】小田越登山口9:00-五合目11:05-八合目11:40-12:05早池峰山12:55-五合目13:40-15:05小田越登山口
【コメント・写真】
岩手の山2日目は早池峰山。ネットの情報では固有種のハヤチネウスユキソウが満開とか。期待をしつつ朝6時に南八幡平の宿を出発、予定時刻通りに岳駐車場に到着すると係の人に「満車です!」と止められました。今日は日曜日で、この時期(花の時期)ならではの混雑でした。少し先の「峰南荘駐車場」に駐車できるとのことで、そこまで移動して車を停め、小田越までのシャトルバスを待ちました。満員の登山客を乗せたバス2台が小田越登山口到着。ちょうど9時に出発、天気は快晴。

最初は樹林帯を30分ほど歩きその後は急に景色が開けます。これからあの岩山を登ります!

まず最初に現れたのが青紫色のオダマキ この花はたくさん咲いていて目を楽しませてくれました。

大人気のハヤチネウスユキソウ(固有種) 数あるウスユキソウのなかでも一番エーデルワイスに似ているそうです。

これも固有種のナンブトラノオ

雲一つない青空の下、山頂が見えてきた!

避難小屋の色が違う?と思ったら、昨年立て替えたそうです。ヒノキの香りのする立派な避難小屋に到着、山頂はもうすぐ。

早池峰山登頂!

強い日差しを避けて、日影でランチタイム。
山頂はとても賑わっていて、私たちのすぐ前にお揃いのTシャツを着たグループが。老若男女だったので「どこかの山の会ですか?」と訊くと、県内の釜石労山の方々でした。「私たちもそうですよ、埼玉から来ました。」というとたいへん親近感をもってもらい、釜石の地元の山を教えてもらいました。早池峰山は身近な山なのでもう何度も会山行で来ているとのことでした。このあとも休憩のたびに遭遇し、「埼玉の皆さま~、気をつけてお帰り下さ~い」と別れ際に挨拶されました。

下山時には雲が出てきました。写真ではわかりにくいですが、ここから梯子を下ります。

登山道脇に咲いていた花たち
オダマキ(紫)、ハヤチネウスユキソウ(白)、ミヤマシオガマ(ピンク)、キバナノコマノツメ(黄)
写真は載せられませんでしたが、この他にもミヤマアズマギク、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ミヤマヤマブキショウマ、チシマフウロなどが咲いていて、やはり早池峰山は花の山でした。
2日間とも天気に恵まれて、暑すぎることもなく、最高の登山を楽しむことができました。一緒に歩いてくれた仲間にも感謝です。
(コメント・写真:Ka.Ar.)